地場産業でも広がるSDGs
靴下の製造過程で必ず出る“はぎれ”(布の切れ端)。
奈良県内だけで、年間140トン発生しています。
①各靴下メーカーの“はぎれ“を組合が一括回収
②紡績会社で“はぎれ“を糸に再生
③靴下メーカーに糸として返却し、靴下として再利用
という仕組みを作りました。
まだこの循環にはコスト的な課題はあるようですが、今後より多くの企業が参加することで、従来の廃棄コストを下回る利点も見込めます。
ただそれ以上に大きいのは、製品に対する付加価値や、そういった取組みを行う企業に対する評価ですよね。
私自身そうですが、特に今の消費者は、同一品質・価格のものであれば、商品のストーリーや理念に共感できる方を選ぶ傾向にあります。
またそこで働く社員も、自分の仕事に誇りを持てるなど、モチベーションの向上が期待できます。
SDGsに取り組む大きな意義ですね。
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